バンスカー・シュティアウニツァ歴史都市と近隣の鉱業建築物群(文化遺産、1993年)
平成28年5月13日
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●歴史
バ ンスカー・シュティアヴニツァはかつて鉱山で栄えた町です。この町が抗夫の土地として初めて文献に上るのは1156年のことで、18世紀にはハンガリー王 国最大の鉱山都市となりました。記録によると1790年から1863年の間に490トンの銀、11トンの金が算出されたとのことです。鉱山の発展に伴い科 学や鉱山学も栄え、ハンガリー王国でもっとも古い鉱山学校が1735年に設立され、1762年にはマリア・テレジアによって鉱山アカデミーとなりました。 18世紀末にはハンガリー王国で3番目に大きい都市まで成長しましたが、19世紀末以降、鉱山業の停滞とともに、町も衰退していきました。
●見所
・ 野外鉱山博物館
地下の坑道を2キロにわたって歩き、中世から近代まで行われた採掘の様子を見学することができます。
・ 旧城
旧城の最も古い部分は13世紀に建てられたロマネスク様式の聖母教会に由来します。この教会は、16世紀にゴシック様式に建て替えられ、その後トルコ軍の襲撃に備えるため城郭へと改築されました。現在はスロバキア鉱山博物館として使用されています。
・ 新城
1571年にトルコ軍に対抗するため建設された城塞です。
出典:スロバキア政府観光誌「スロバキアにおける最高の数々」
スロバキア政府観光サイト: www.slovakia.travel