【大使活動報告】2021年9月11日 中川大使の全国盆栽・水石展出席及びレヴォチャ市長表敬
9月11日、スロバキア東部のレヴォチャ市内の県庁舎で開催されている第18回全国盆栽・水石展に出席しました。本展覧会は、昨年、コロナ禍により中止され、1年越しで開催されたものです。6月のコシツェ出張の際に、スロバキア盆栽連盟会長のユライ・サボ会長と初めてお会いし、9月の展覧会には足を運びますからとお約束していましたが、その約束を果たすことが出来ました。
サボ会長の案内のもと、ヴィルコウスキー・レヴォチャ市長とともに展示されている盆栽を見て回りましたが、どれも見事なものばかりであります。スロバキアの盆栽愛好家の並々ならぬ情熱を感じました。日本大使賞作品を選んで欲しいというお話でしたので、スロバキアの国樹である菩提樹(リパ)を見事な枝ぶりに仕上げてある盆栽を、「スロバキアと日本の友好の象徴」という意味も込めて、選ばせていただきました。ペテル・ボンク氏の作品です。
展示会場の別室では、若手の盆栽家たちが山から採ってきたばかりの松の木を剪定し、針金で枝ぶりを作る作業を見せてくれました。この苗木が「盆栽」と呼べるようになるのにはまだ長い年月がかかるのでしょうが、若い盆栽家が次々出てきているので、スロバキアの盆栽はこれからますます発展していくことは間違いないと思います。サボ会長のリーダーシップは素晴らしい、と改めて感じました。
展示会では、スロバキア水石協会の会員による水石も少数ですが展示されていました。恥ずかしながら水石を鑑賞するのは初めてでしたが、日本とは異なる風土で生まれる石の表情はこれまで見たことがないものも多く、興味深く拝見させていただきました。水石協会の会長には、全国水石展にも足を運びますとお約束いたしました。
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