【大使活動報告】2021年10月14日(木) スロバキア水石協会の展覧会を見学
令和3年10月14日
ドナウ川の100キロほど下流にあるコマールノで開催されているスロバキア水石協会の展覧会を見学しました。
水石とは、河原などで見つけた天然の石を台座などに配置して、風景や事象に見立て、想像力を生かして鑑賞する趣味だそうです。恥ずかしながら、これまで水石なるものを知らず、9月にレヴォチャで開催された盆栽展を見学した際、スロバキア水石協会のカモチャイ会長にお目にかかり、このコマールノでの展覧会のことをお聞きしたので、今回初めて足を運びました。ちなみに会長は流暢な日本語を話されます。独学で身につけられたそうで、最初にお会いした時に大変驚いたことを良く覚えています。
カモチャイ会長以下、会員の方と一緒に、展示された水石を一つ一つ解説してもらいながら鑑賞しましたが、なかなか面白いものだと思いました。まず水石を見つけるため、スロバキアだけでなくチェコやハンガリーまで、長期間の採集旅行から始まるそうです。形や色合いなど、「これは」という石に出会うには、相当の根気が必要だそうです。そのあと、見つけた石を配置するための台座づくりも大変なようです。不定形の自然石に合わせて、完全オリジナルの台座を手作りするので、2-3か月かかることも珍しくないそうです。会長夫人が、「私はいつも留守番です」と笑いながらおっしゃっていたのが印象に残りました。
見たところ、石灰岩、しかも色が緑や群青色といった見慣れない色の石灰岩が珍重されているようでした。水流などでの風化で、ユニークな形、模様になりやすいのかもしれません。会員の中には地質学の専門家もいて、普段のフィールド・ワークのなかで水石を探し、かつ、専門を生かして見つけた石を分析している方もいました。会員それぞれの水石の楽しみ方があるようです。
盆栽といい、水石といい、また、囲碁、将棋など、日本文化に関わる活動をしているスロバキア人が多いことに驚かされます。我々日本人が思っている以上に、日本文化に面白さを発見してくれている外国人は多いのだと思います。今後とも、各団体のみなさんとの交流を深めたいと思います。
水石とは、河原などで見つけた天然の石を台座などに配置して、風景や事象に見立て、想像力を生かして鑑賞する趣味だそうです。恥ずかしながら、これまで水石なるものを知らず、9月にレヴォチャで開催された盆栽展を見学した際、スロバキア水石協会のカモチャイ会長にお目にかかり、このコマールノでの展覧会のことをお聞きしたので、今回初めて足を運びました。ちなみに会長は流暢な日本語を話されます。独学で身につけられたそうで、最初にお会いした時に大変驚いたことを良く覚えています。
カモチャイ会長以下、会員の方と一緒に、展示された水石を一つ一つ解説してもらいながら鑑賞しましたが、なかなか面白いものだと思いました。まず水石を見つけるため、スロバキアだけでなくチェコやハンガリーまで、長期間の採集旅行から始まるそうです。形や色合いなど、「これは」という石に出会うには、相当の根気が必要だそうです。そのあと、見つけた石を配置するための台座づくりも大変なようです。不定形の自然石に合わせて、完全オリジナルの台座を手作りするので、2-3か月かかることも珍しくないそうです。会長夫人が、「私はいつも留守番です」と笑いながらおっしゃっていたのが印象に残りました。
見たところ、石灰岩、しかも色が緑や群青色といった見慣れない色の石灰岩が珍重されているようでした。水流などでの風化で、ユニークな形、模様になりやすいのかもしれません。会員の中には地質学の専門家もいて、普段のフィールド・ワークのなかで水石を探し、かつ、専門を生かして見つけた石を分析している方もいました。会員それぞれの水石の楽しみ方があるようです。
盆栽といい、水石といい、また、囲碁、将棋など、日本文化に関わる活動をしているスロバキア人が多いことに驚かされます。我々日本人が思っている以上に、日本文化に面白さを発見してくれている外国人は多いのだと思います。今後とも、各団体のみなさんとの交流を深めたいと思います。
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カモチャイ会長の作品 | 「雲」と題された水石 | |
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スロバキア水石協会の皆さん | カモチャイ会長から水石の 贈呈を受けました。 |