【大使活動報告】2021年11月3日(水)スペインの写真家イザベル・ムニョス女史の写真展オープニング

令和3年11月3日
   スペイン大使館からの御案内で、スペインの女流写真家イザベル・ムニョス女史の写真展のオープニングに参加しました。
 
   スペインの写真家がブラチスラヴァで開催する写真展に、何故日本大使が?と思われるかもしれません。ムニョス女史は、これまで20年以上にわたり日本に通い、人間の肉体が持つ原始的なエネルギーを主にブラック・アンド・ホワイト写真で表現してきた写真家であります。わたしも女史の写真を鑑賞したのは初めてでしたが、いずれの作品にも強いエネルギーを感じました。コピー・ライトがありますので、この場で作品は御紹介できませんが、日本人でも普段あまり目にする機会がない世界を素材に、このような表現が出来るのだと思いました。
 
   ムニョス女史によれば、日本で舞踏家による肉体表現を初めて見たときに、そのエネルギッシュさに圧倒されたそうで、同時にそれはスペイン文化にある原始的な力強さ(例えば、フラメンコ踊りの圧倒的な迫力)に共通するものがあると感じたそうです。それ以来、訪日を繰り返し、作品を作り続けているそうです。
 
   ブラチスラヴァで、日本を素材とする欧州写真家の展覧会に出会えたことは面白い経験でした。女史の写真展は12月22日までブラチスラヴァ旧市街で開催されています。
 
イザベル・ムニョス女史の
写真展覧会のポスター
オープニングでのムニョス女史
(右から2番目)