ペテル・シンチャーク氏に対する外務大臣表彰

令和4年11月25日
     11月25日、在スロバキア日本大使館は、人工知能分野において長年日スロバキア関係の促進に貢献してきたペテル・シンチャーク・コシツェ工科大学教授が、日本国外務大臣より令和4年度日本国外務大臣表彰を授与したことを受け、その表彰式を行いました。
 
     シンチャーク教授は、2001年以降、10年以上にわたりコシツェ工科大学人工知能学科の教授を務め、同大学のインテリジェンス・テクノロジー・センター長も務めています。また、スロバキアAI協会副会長、さらに、20のIT企業で構成されるコシツェITバレー・グループのエグゼクティブ・ディレクターとして、産業界及び日常生活において人工知能の応用の可能性を高めるために尽力してきました。
     シンチャーク教授は、スロバキアにおける人工知能及びロボティクス分野研究の第一人者として、2001年以降、コシツェ工科大学と日本の大学との間で人工知能及びロボティクスにおける共同研究、相互講演活動を行っています。コシツェが欧州文化首都になった2013年には、日本から人工知能分野の専門家10名をコシツェに招待して学会を開催し、日スロバキア間の人工知能分野における学術交流を促進しました。また、日本の大学及び研究機関との間で、学生や研究者を派遣し合う等の人的交流にも力を入れており、人工知能及びロボティクス分野において日スロバキアの協力関係の深化に大きく貢献してきました。
 
     表彰式は、シンチャーク氏の大学同僚及び人工知能分野の研究者等が出席しました。シンチャーク氏からは、人工知能分野における日スロバキア間の学術交流を通じて日本との協力を今後も続けていきたい旨述べられ、本表彰に対する深い謝意が表明されました。