スロバキアにおけるEESの段階的な運用開始

令和7年10月15日
 スロバキアを含む欧州では、国境管理、不法移民対策、テロその他の重大な犯罪の防止・捜査等への活用を目的に、渡航者の出入国情報を電子的に記録する制度・EES(出入域システム)の運用が2025年10月12日から段階的に開始されています(全面的な運用の開始は、2026年4月10日となる見通し)。
 これに伴い、国境検問所においては、第三国の渡航者の生体認証情報等が記録されることになります。スロバキア内務省によると、導入段階においては、各国境検問所での検査方法に差異が生じる可能性があるほか、移行期間中、旅券には従前同様にスタンプが押印されます。また、運用開始後の数か月間は、初回登録や生体認証情報の取得等により、国境検査に通常より時間がかかる場合があります。その他、生体認証情報の提供を拒否した場合、入国が拒否される可能性があります。
 なお、スロバキアの各国境検問所におけるEESの運用開始日は以下のとおりです。
 
<10月12日>
○ブラチスラバ空港
○チェルナ・ナド・ティソウ(コシツェ県、南東部国境)
○マトウスケー・ヴォユコヴツェ(コシツェ県、東部国境)

<10月21日>
○ウブラ(プレショウ県、東部国境)
○コシツェ空港
○ポプラト空港

<10月23日>
○ヴェルケー・スレメンツェ(コシツェ県、東部国境)
○小規模空港

<10月28日>
○ヴィシュネー・ネメツケー(コシツェ県、東部国境)