【大使雑感】秋の気配が深まってまいりました。

2021/10/4
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   朝晩の気温が一桁を示すようになり、ブラチスラヴァ城のふもとの木々もほんのりと色づいてきたようです。10月に入り、秋の深まりを感じる日々です。皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
 
   前回御挨拶を申し上げてから、早くも半年以上が過ぎてしまいました。その間、春先に拡大した感染も一段落し、また、ワクチン接種が進んだこともあり、5月半ば以降は、スロバキアにおける皆様の生活もかなり平常に戻ったことと思います。その間に、スロバキア政府も在留外国人向けのワクチン接種プログラムを見直し、在留邦人のほとんどすべての方も対象になるようなったので、大使館としても安堵いたしました。
 
   さて、わたくしは、この夏、初めてハイタトラスの山々を目にすることが出来ました。スロバキアの最高峰であるゲルラホウシュキーや、独特の美しい山容を誇るクリヴァンをはじめ、岩と残雪の峰々が連なる山並みは見ごたえがありました。学生時代に山登りに熱中して以来、モンブランやキリマンジャロに登頂したり、エベレストのベースキャンプを訪れたり、さまざまなところで山を見てきましたが、ハイタトラスのように、最高峰を含む一連の山並みが、手前にさえぎるものなく、麓から頂上まですべてが一望に出来るという山岳風景は他では経験できないと思います。その美しさに強烈な印象を受けました。スロバキア人がハイタトラスを誇りに思う気持ち、その国歌に「タトラの山に稲妻が走り」と歌う気持ちを初めて理解できたように思いました。
 
   しかし、残念ながら、8月半ば以降は毎日の感染者数が3桁となる日も出てくるようになりました。9月にはPCR検査での新規陽性者数の累計がスロバキア全体で17,000人を超え、昨年9月の累計陽性者数の2.5倍程度に達しています。昨年とは異なり、スロバキア政府のアウトマット制度により地域ごとの感染状況の変動が毎週発表されるようになっていますし、大使館からも領事メールにて毎週の発表内容を皆様に日本語でお知らせしています。是非、お住まいの地域の感染状況に御留意のうえ、くれぐれも感染防止第一、健康第一でお過ごしください。
 
   日本大使館では、これまでと同様、スロバキア当局の感染対策の変更などを迅速にお伝えし、在留邦人の皆さまが健康で、安全にスロバキアに滞在することが出来るよう努力を続けて参ります。御不明のことや、御心配のことがありましたら、どうぞ御遠慮なく、日本大使館の領事担当まで御連絡下さい。
 
   最後になりますが、当大使館のホームページ(https://www.sk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)に掲載しております大使の活動報告が当方の手違いによりしばらく更新されない状態にありましたが、現在は最新のトピックまでアップデートされておりますので、どうぞご覧ください。今後は、大使として活動するなかで感じたことなども含めて、皆様にもより楽しんでいただけるような報告内容にしていきたいと考えてますので、宜しくお願いいたします。
 
   在スロバキア特命全権大使
   中 川  真